Elementorを使って画像を縦に並べたいとき、画像の間にスキマができることに悩んだことはありませんか? これは、CSSの仕組みによるものです。画像を縦に並べた際に、意図せずに行間が発生してしまうことがあるため、画像がきれいに連続して配置されないことがあります。この記事では、なぜこの現象が起きるのか、そしてどうすれば解決できるのかを詳しく解説します。
スキマができる原因:CSSのディスプレイ設定
まず、画像はデフォルトで「インライン要素」として扱われる という点が原因です。CSSの「インライン要素」とは、文字列と同じように横並びに配置される要素のことを指します。つまり、Elementorで画像を縦に並べた場合でも、CSS上では「インライン要素」として認識されるため、行間が自動的に発生してしまうのです。
このため、2つ以上の画像を縦に配置した際に、画像と画像の間に余白ができてしまうという問題が生じます。
Elementorではデフォルトで画像のディスプレイ設定が変更できない
Elementorの標準機能では、画像のディスプレイ設定を変更するオプションが用意されていません。 そのため、画像を縦に並べると、デフォルトのインライン設定が適用されたままになります。結果として、画像の上下に意図しないスキマが生じるのです。
画像のスキマをなくすための解決方法
では、どのようにすれば画像の間にスキマを作らずに縦に並べられるのでしょうか?
この問題を解決するには、画像を「ブロック要素」で囲む というアプローチが効果的です。具体的には、次のような手順で行います:
- 画像をコンテナで囲む
Elementorの「コンテナ」や「セクション」ウィジェットを使って、画像をそれぞれブロック要素として扱います。ブロック要素は、デフォルトで縦に並ぶ特性があり、行間を発生させないため、スキマが解消されます。 - コンテナのパディングをゼロに設定する
コンテナで画像を囲んだ後、コンテナの「パディング」をゼロに設定します。これにより、画像とコンテナの間に無駄な余白ができず、ぴったりと上下に並べることができます。
実際にやってみよう:手順のまとめ
- Elementorの編集画面で、画像を表示するセクションやコンテナを作成します。
- 画像をコンテナにドラッグ&ドロップで追加します。
- コンテナの設定を開き、パディングの値を「0」に設定します。
- 必要に応じて、画像の大きさや配置を微調整します。
これにより、画像同士のスキマがなくなり、縦に綺麗に連続して並べることができるようになります。
まとめ
Elementorで画像を縦に並べた際に生じるスキマは、CSSのデフォルト設定によるものです。 しかし、コンテナやセクションを活用し、適切にパディングを調整することで、この問題を簡単に解決できます。画像を美しく整列させたいときは、ぜひこの方法を試してみてください。